校長あいさつ

 

「学校・家庭・地域の共育による 児童生徒の確かな学びと社会参加・自立を支える学校の創造」

~学校・地域・保護者による「共育」の展開へ~

校長 上 村 喜 明

 

本校は、令和3年4月に北海道札幌養護学校高等部が「白桜高等学園」として北海道札幌白陵高等学校の校舎2階に移転しスタートしました。「白桜」の「白」は白陵高校の「白」、「桜」は校地の桜並木に由来しています。

 本校は、在校教育のほか訪問教育も実施しており、障害のある生徒の幅広い教育的ニーズに対応しています。令和6年度は、在校教育と訪問教育を合わせて150名の生徒が学んでいます。生徒は、地元の白石区や厚別区をはじめとして市内各所から通学しており、スクールバスも運行しています。

 

 本校では、「一人一人のよさ・可能性を最大限に伸ばし 健やかで主体的に学び続ける児童生徒を育てる」を学校教育目標に掲げ、生徒の自立と社会参加に向けて、生徒の生きる力の育成に取り組んでいます。

 生徒一人一人のよさ・可能性を最大限に伸ばし、健やかで主体的に学び続けるためには、学校内での学習活動だけではなく、保護者、関係機関等の皆様と地域の皆様とともに児童生徒が育つ様々な学習場面(環境)の充実を進め、学校教育で身に付けた力を生かしていくことが大切です。

 現在の社会状況やそれに伴う学校教育の変化も受け入れながら、今まで本校で大切にしてきたことと今の時代に応じた良さ、そしてこれからの未来を創造した教育活動の展開が期待されます。

 生徒は一日一日、一つ一つの学びにチャレンジしています。そのチャレンジを支え、生徒が経験したこと、体験したことなどが一人一人の成長につながるよう、教職員はもとより、学校、家庭、地域、関係機関の皆様と連携・協力して、生徒にとって有意義で安心・安全で充実した学校生活となるよう「共育」して参ります。

 また、札幌白陵高等学校と校舎を共有し、白陵の生徒と同じ屋根の下で活動するという白桜高等学園ならではの特長を生かし、同じ高校生として双方の生徒が日常的な触れ合いや交流活動を大切にすることで、互いに理解を深め、双方の生徒の豊かな人間性の育成につながるものと期待しております。

 

生徒や保護者の皆様が「札幌養護学校白桜高等学園に入学してよかった」また、地域の皆様が「札幌養護学校白桜高等学園がこの地域にあってよかった」と思っていただけますよう教職員一同精一杯取り組んで参ります。

 

保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様、本校の教育活動に一層の御理解と御協力、温かい御支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

ホームーページでは、本校の教育内容や生徒の活動の様子などを紹介しております。ぜひご覧ください。

 

令和6年4月